京都市右京区のお寺様墓地に、８寸京都型のお墓が完成。長い年月が経っても安心の愛媛県産大島石のお墓

こんにちは。京都市、亀岡市、宇治市、向日市、長岡京市、八幡市をはじめとした、京都南部にてご対応させていただいております、石材店かわむらの川村です。今回は、京都市右京区のお寺様墓地にて、愛媛県産大島石のお墓を建てさせていただきましたので、ご紹介いたします！

【京都市右京区お寺様墓地愛媛県産大島石のお墓】

お寺様の墓地をご購入になったお客様からのご依頼です。お寺様から私どもをご案内いただいたということで、お声かけいただきました。現地でお会いして、お話しを伺いました。

墓地にある周りのお墓や、私の持参した石見本等を見ていただきながらお話ししました。石については、「やっぱり国内産の石がいいな」とご希望で、周りのお墓にもたくさん使われていた愛媛県産の大島石をご案内すると気に入っていただけました。白すぎない、青みのある色合いも気に入っていただけたようです。

お墓のサイズについては、７寸のものと８寸のもの、２通りのお見積もりを差し上げました。周りのお墓が８寸のものが多かったので同じような大きさがいいということで、最終的には８寸の方を採用していただきました。墓地の広さは90cm四方、１聖地の墓地です。

基礎工事が始まりました。土を掘り下げて、基礎コンクリートを打つ準備をしています。手前の黄色い糸は、前の通路の幅を周りのお墓と合わせるため、お墓の囲い石の完成位置の目印になるものです。

掘り下げたところに木枠を組んで、コンクリートを流し込んで基礎が完成します。2日後くらいに木枠を外し、１週間程度養生の時間を置いてから次の作業に入ります。

養生が終わって完成した基礎の上に、境界枠石を設置しています。四隅にはステンレス製のL字の耐震金具を付けています。これを使用することで、石と石が開くのを防ぎます。

納骨室を作成しました。今回は、丈夫な御影石作りの石棺です。周りに砕石を戻して、これからお墓を設置していきます。

お墓の一番下の台を据え終わって、２段目の台、上台を据えています。設置面には、4隅に耐震ボンドと耐震パッドを併用して、しっかりとした耐震施工です。

お墓の据え付けが終わり、那智黒の砂利石を敷いています。砂利石の下には、草が生えてこないように防草施工をしています。隙間の部分もきっちりと隅々まで、丁寧に作業します。

完成です！　８寸京都型、愛媛県産大島石のお墓です。

棹石です。青みのあるきれいな色合いの大島石です。大島石は日本を代表する最高級品として知られていて、周りのお墓にもよく使われているので安心感があることから、選ばれる方も多いです。

手前にはステンレス製の水塔婆を設置しました。こちらのお寺様では水塔婆をいただいていらっしゃる方が多いので、お客様に確認してお付けしました。

上台の手前の印の部分は水溜めです。水溜めの中もきれいに磨いています。昔のお墓にはこの部分を磨いていないものもありますが、その場合雨水などがたまったりすると水垢などですぐに真っ黒になってしまいます。今はきれいに磨いていますので、多少水がたまってもお掃除がしやすくなっています。

大島石は、時間が経っても色あせず、むしろ青みが強くなり深みが出てくるともいわれる高品質の石です。京都では長い間にたくさんのお墓が大島石で建てられてきており、当店でもよく取り扱っています。表現が難しいですが、実際に見ていると、時間とともになじんで味わいが出てくる感じで、長い年月が経っても安心の石です。また当店では、石の状態等について常時情報収集をして、その時々で吟味して良い状態のものを使用するようにしています。ですので、石そのもののの品質の面でも、そうして状態を見極めて吟味しているという点でも、自信を持ってお勧めできる石です。
アップで見ると、石目が特にきれいに見えていますね^^！

蝋燭立てと線香立て、花立てです。
基本的には、家紋の入った香炉の上に線香立てだけを真ん中に付けているものが多いのですが、蝋燭立てがないとお参りの際にはやはりご不便です。当店では特別にご指定がない限り、こうして線香立てと蝋燭立てを標準のセットでお付けしています。お墓が完成した後に、蝋燭立てがないのがご不便でご自分で用意している方もたくさんいらっしゃるので、そうしたご不便がなく、お墓が完成したらすぐに快適にお参りができるように気を配っています。蝋燭立ては防風付きで、火をつけた後にこのカバーを被せてお参りします。少々の風であれば火が消えることなくお参りいただけます。
お花立てはステンレスの花筒の上部が少し出ているつば付きで、当店の標準仕様です。見た目もきれいで、お水の交換の際も取り出しやすいです。