ご遺骨の取り出しのお手伝いとお墓じまい工事。宇治市の地域墓地にて

こんにちは。京都市、亀岡市、宇治市、向日市、長岡京市、八幡市をはじめとした、京都南部にてご対応させていただいております、石材店かわむらの川村です。宇治市の地域墓地(小根尾墓地)にて、お墓じまい工事をお任せいただきましたのでご紹介いたします。

 

宇治市地域墓地(小根尾墓地) お墓じまい

 

ホームページをご覧になったお客様からお墓じまいのご相談をいただきました。ご本山の納骨堂へ移したいので、ご遺骨の取り出しとお墓じまいの工事をお願いしたいとのことでした。

 

現地でお客様とお待ち合わせをして、お墓までご案内いただきました。お墓のある墓地は住宅街の中の地域墓地で、細い道を入っていった先にありました。京都型のお墓で、建てられてから4~50年、長い間大切にお参りして来られたお墓でした。

詳しくお話を伺うと、お墓を建てた石屋さんにもお見積りを取ったそうなのですが、思ったより費用がかかることが分かり、地域墓地で石材店の出入りが自由でしたので、ホームページを見かけた弊社にご相談くださったそうです。お墓を確認してお見積りを差し上げると、工事をお任せいただけることになりました。

 

工事が始まっています。今回のお墓は、一旦お墓を取り外してからご遺骨を取り出すことにしました。まずは棹石から順に解体していき、一番下の下台まで取り外してから取り出します。ご遺骨はお客様にお渡しすることになっていましたので、ちょうど取り出しができるくらいのお時間を事前にお伝えして、お客様ご同席のもとご遺骨の取り出しを行いました。

ご遺骨はさらしの袋に入れられて納骨されたようでしたがかなり朽ちてしまっていたので、下台まで取り外してから行うことできれいに取り出すことができました。ご遺骨は土をできるだけ取り除いて新しいさらしの袋に入れ、さらにビニール製の密封できる袋に入れた状態でお渡ししました。

 

その後、下台を台車に乗せて搬出します。今回の墓地は通路が入りくんで狭かったですが、幅40cmのこの台車でぎりぎり通ることができました。もし万一倒れてしまったら他のお墓に傷をつけてしまうので、慎重に運びます。

 

お墓を取り外したら、境界である巻き石も解体していきます。セメントでガッチリ固まっていたので、まずコンクリート部分を割って解体していきました。

 

石やコンクリートをすべて取り外しました。あとは整地して完了です。

 

くぼんだ部分に土を入れて、きれいにならして工事完了です。返還の際は、墓地の管理員様に確認していただくことになります。今回はご事情で後日確認していただけるとのことでしたので、お電話で完了のご報告を差し上げました。

 

お客様にはお写真をお送りして、工事完了のご報告をしました。今回はご遺骨をお客様がご自身でご本山までお持ちになるとのことでしたが、「お骨ってどうやって持って帰ればいいの…?」と直前まで色々と考えておられたそうです。実際に行ってみるときれいにまとめた状態で渡されたので、「そんなことまでしてくれるの?」ととても喜んでくださっていました。事前に色々と考えておられたお客様ですから、無事にお墓じまいと改葬を終えられて、ホッとされているのではないでしょうか?このたびは弊社にお墓じまい工事をお任せいただきまして、ありがとうございました。

また弊社では、はじめのお受付から確認やお見積り、実際の工事まで私自身が承っていますので、ご遺骨の取り出しまでにどれくらい時間がかかるのか、事前に具体的な時間をお伝えすることもできますので、今回もお客様をお待たせすることなくスムーズにお渡しすることもできました。工事内容の疑問などにその場でお答えできることも弊社の強みであり、安心してお任せいただける理由でもあると思っております。

お墓じまいはなかなか経験することではありませんので、手続き関係や手順、ご遺骨の取り扱い方など、分からないことが多いのも当然だと思います。実際に、お墓じまいのご相談ではいつもお客様とそうした疑問についてのお話になります。ご不安なことは気軽にお問合せいただければ、できる限りサポートさせていただきますので、安心してご相談ください。